久々の…「桐たんす 洗い 大阪」のお楽しみ
こんにちは!
大阪の桐箪笥職人
岸和田初音の桐たんす
職人の粟田です。
今月も全国から再生依頼のたんす
が続々とやってまいりました。
若い衆が金具を外しているのを横目に見ておりましたが...
おっと、最近では珍しい新聞付きの桐たんす!
見逃しませんでした。
昔はこうやって箪笥の内敷に新聞を敷いていたものです。
昭和の時代、新聞は読むだけではありませんでしたl。
野菜を買っても、魚を買っても、たこ焼きを買っても
新聞で包んでくれたものです。
私は今では少数派の新聞購読者。
朝晩の新聞読みは欠かせません。
スマホから入ってっくる情報だけではあきません。
そんな訳で、昔の新聞も読んでしまうんです。
今回の新聞は昭和37年(1962年)9月8日の朝日新聞
今から60年前です。
おそらくお客様がこの箪笥を購入されたのもこの時でしょう。
一面は中国との貿易を再開する動きでしょうか?
中国との国交正常化は1972年、まだ10年も前の話。
中ほどには阪神高速 最終案の記事
湾岸線はもちろん松原線、東大阪線もな
く。
池田線、守口線、堺線はここから伸びって行ったんですね。
2年後に東京オリンピックを控えて、
インフラ整備が急ピッチだったのでしょう。
東海道新幹線、夢の超特急とあります。
最高速度が時速160キロ!次回は210キロを目指す記事
今はのぞみが時速270キロですから、技術の進歩すごいですね!
広告もおもしろい!
今もある会社、今はない会社
今もある商品、今はない商品
このキッコーマン、今でも使えそうなセンス!
求人も面白い、
当時は初任給1万5千円くらい。
月収は2万~3万といったところでしょうか。
ありました!
尋ね人!
当時は新聞が最大のSNS!
その他の記事も今では紹介できない物、考えられない物
容疑者は呼び捨て、住所まで乗ってる時代です。
60年前ってこんな時代だったんだと感心していると
最近の新聞でも見た予備役招集の記事がありました。
どうやら国際情勢はソ連とアメリカが怪しいみたい。
核云々言うてます。
アメリカはあのJ.Fケネディ大統領、
調べると、この1カ月後、
ソ連がキューバに核ミサイルを配備して、キューバ危機。
昭和37年は太平洋戦争が終わって、17年しか経ってません。
それから60年も経つ令和4年も同じような核をちらつかせる
戦争をやってる...
こんなに時代は変わっているのに…
人間って賢いのか、馬鹿なのか、
つくづく平和というのは大事なことやなぁと...
シンミリしてしましました。
古新聞ネタの過去記事↓。
「桐たんす 洗い 大阪」職人の楽しみは