桐たんす作り、雨の日の作業
こんにちわ。
すっかり秋らしくなり、すっきりとした秋晴れは気持ちのいいものです。
が!
今日は、きれいな桐たんすを作るためには、
雨が絶対に必要というお話をしたいと思います。
なぜ必要かと言うと、桐のアクを抜くためには水が欠かせないからです!
桐の木のアクは、ほとんどタンニンなどの水溶性のものなので、
十分な雨や水で洗い流す必要があるのです。
アク抜きが不十分であると、いちじるしく変色してくることがあります!
ごらんの様にホースでジャーッと、
一枚一枚たっぷりと、水をかけていきます。
すると・・・。
どーっと、茶色いみずが出てきます。
なんと!泡も出てきます。お料理のアクと同じですね。
桐の木のあの白い木肌は、この作業があってこそなんです。
このように一年から二年もの間、乾燥とアク抜きを繰り返して、
やっと桐たんすの材料として使用できるようになるのです。
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注、この作業は、いちじるしく変色をするのを防ぐためです。経年変化である程度の変色はあります。桐のアクを完全に取り除くことはできません、大事な防虫成分でもありますし。