お母様がお使いになられた時代箪笥の洗い替え修理が完成いたしました。
お母様がお使いになられた時代箪笥の洗い替え修理が完成いたしました。
洗い替え前にご相談していただいて、お見積りにお伺いさせていただいたときはこのような状態でした。

すぐ見るなり粗悪な洗い替え同業者さんの汚い洗い替え修理をされていました。
今回は砥粉仕上げではなくて、このようにオイル仕上げで完成させていただきました。

古い感じをそのまま出すのがとてもいい感じになります。


本当に可哀想なお仕事をされていました。このような同業者は今でもたくさんございます。
以前の業者は砥粉仕上げするにも苛性ソーダと言う薬品が使っていたので、数年でこのように白い粉がふいてくるような色になります。
しかし汚い仕上げ方をされています。悲しくなりますね。

私どもをホームページで探してくれてご依頼をいただきました。

金具を慎重に外して、桐箪笥をよく洗って乾かして、傷はそのままで絶対に手直しする以外は自然なままになおしました。


ただ引出しの開け閉めもガタついていたり、以前手直しした業者が前の板を薄くしたりしていたので、なおすのにとても時間がかかりました。


どうにかこのように綺麗に蘇らすことができました。これも私どもでしか出来ない随一のお仕事です。







古い桐箪笥は趣きがございます。もう手に入らない骨董品と呼ばれる部類になります。でも桐箪笥や和家具はこのように手直しが出来るのです。
古いままお使いになられる方もおられますが、他人さまの古道具を購入される方でも一度このように綺麗にされた方が気持ちがいいと思います。
今回はお母さまからの桐箪笥を現代の生活に合うように手直しさせていただきました。ご依頼ありがとうございました。








