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精巧なる桐たんすの設計図?

2013年10月15日 | 工房だより | コメント:0

こんにちは、工房だよりです。

桐たんすと言えば、やはり、引き出しを入れると
もう片方の引出しが

スー と音もなく出てくる。
に象徴される。
寸分の狂いもない精密なイメージ…。

実際の工房での作業も、ミリ単位での御注文、
ミクロン単位での引出しや扉の仕込みを日々こなしています。

今回は、そんな桐箪笥を作る際の“設計図”と言いましょうか、
工房内で言う“図面”のお話です。

 

 

 

 実際にうちの工房で職人に渡される図面です。

まずは御覧ください。

 

 

 

図面

図面 (1)

図面 (2)

!!!。

さぞや、精密にミリ単位で数字が、書き込まれているであろう、
と思いきや!
かなり “雑” と言えるほど、
簡単な図面なんです。

この図面で出来た桐箪笥が、こちら。

桐たんす-1

桐たんす-2

当然ですが、美しい初音の桐たんすが見事!完成してます。

他のいわゆる木工所で家具を作られている職人さんに
この図面を見てもらったことがあるのですが、
「なんで、この図面でこれだけの物が作れるのか?わからない!」
とびっくりされていたほどです。

桐たんす職人に桐たんすの設計図はありません。
精密な図面は職人の頭の中にあるのです。

これもまた、伝統の中で培われてきた、
不思議な?職人技なのかもしれません。

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