納品事例 Works

こだわりの 桐の松山 松山家具の桐たんすの洗い修理のご紹介です。

いつもホームページをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
今年最後の桐箪笥の洗い 修理は、桐の松山とまで言われた桐たんすの洗い修理のご紹介です。
大阪で、桐たんすで有名なお店であった大阪市 西区 堀江 の松山でご購入された桐簞笥の洗い修理依頼でした。

最近 松山の桐たんすの洗い修理のご依頼をいただきます。松山家具の桐箪笥は本当に品質の良い桐箪笥で、今では(私ども以外)では手に入らないような桐箪笥を販売していました。この松山が今でももっと続いて欲しかったお店です。
何十年前にイタリアの輸入の家具に手をだして、資金繰りが悪化して倒産してしまいました。本当に残念でなりません。なぜ桐箪笥を大事にしなかったのでしょうか?
あれだけ有名なお店であったのに、経営者の判断に疑問を感じました。

今回 依頼をいただいた、まつやまの桐箪笥は、
この様に傷と水で濡れたような跡が沢山残っていました。でも流石に松山の桐箪笥です。箪笥本体の品質はプロの私が見ても抜群の品質でした。

この様にテープの跡もついています。置いていた場所が悪かったのか長い年月がたつとこのような水漏れのあとやひっかき傷、などいろいろな傷がたんすについています。
今までの置かれていた状況が想像されますが、私どもできちんと直すことができます。利休取手と言われる上品な金具が付けられています。

この状態ですと大切なものもなんだか、しまっておきにくい気がしてしまいます。
それでもこの箪笥は今の時代の桐簞笥づくりのお手本ともなるすごく価値のある桐箪笥なのです。こういう状態ですが、わたしどもの職人なら問題なく手直しできるのです。

引き出し一つ一つ、綺麗に汚れを落としていきました。
扉についた汚れも何度もお湯で洗いました。このような品質のいい桐箪笥は、田中家具製作所にご依頼ください。他の技術の無い洗い専門の工房に出せば、いい桐たんすが台無しになります。

そしてこれが私どものこだわった洗い修理をおこなった、仕上がった写真です。
どうでしょうか、この出来栄えをご覧ください。

なるで新品の桐たんすとみまごうばかりの修理された桐箪笥です。
引き取りに伺った際はこの様な状態でしたが、

打痕や傷も丁寧に直させていただいて、このように逆サイドから全体を見ていただいても、同じ簞笥には思えないでしょう?
桐たんすに新しい魂を入れさせていただきました。私が思うに桐たんすが喜んでいるようです。

この様に美しく仕上げる事ができるのが、私どもの桐たんすの洗い修理です。
金具もすべてメッキ直しを行いました。

桐の松山の証のオリジナル棒通し 金具がご覧いただけます。

今では、お作り出来ない貴重な金具です。

桐の松山 と言われるぐらい、初めて品質のいい桐箪笥のブランドを確立した名前です。

私どもも、それにならい「初音」と言う桐箪笥の品質のよいブランドを継承させていただいています。

それは昔ながらの手の技の技法で組み上げていき、安心な日本のこだわった桐材を使って作っています。たぶんこの様な作り方の桐たんすはないと言われるくらいに手間暇をかけてお作りしています。

ですからこのような桐箪笥の洗い修理も完璧に治せる技術を持っているのです。

上置きの右側の引き戸を開けると、仕込み箱も付いています。この箱じたいが外に引き出せるようになっているのです。素晴らしい職人技です。

上品なデザインで桐の材料にもすごくこだわったさすがに松山家具の桐たんすです。

私どもに依頼をいただいて本当に良かったです。

事例を見ていただいている方には、私どもの自慢になって、うっとおしいかもしれませんが、この松山の桐箪笥をこれだけ手直し出来る工房(職人)は他の工房ではできないと思います。

桐箪笥の中に、「松山の桐箪笥」品質の証のシールが貼られています。
このシールをはがさないように、洗う時も保護して洗いをするのも私どものこだわりです。

綺麗に洗い替えしても、シールを残しているでしょう。それが桐箪笥店として、この松山の桐箪笥に敬意を表すためなのです。

洗い前の状態は本当に残念な状態でした。

でも桐箪笥はきちんと洗って手直ししてあげるとこの様に甦るのです。
この事を知らない方が多すぎて、残念でなりません。

どのような状態でも、私ども072-443-8835にご相談してください。

一度きちんと手直しさせていただくと、これから先何百年の使えるのが本物の桐箪笥なのです。

桐箪笥の足元も巻き足と言う最高級の段の落とし形をされていて、すごくいい
桐箪笥です。

面や引出しも大変いい柾目の桐材が使用されています。

鍵座も蔦紋の特注品です。メッキ直ししなければもったいないです。

ほんとに、新品同様に手直しさせていただきました。多分新品の桐たんすの納品事例にしても皆さん判別できないと思います。

ご依頼いただきました、お客様が大変喜んでいただいて、本当に良かったです。
せっかくこのように綺麗にしていただいたのでと、染め抜きの油単(桐たんすのカバー)もあらためて新しく作ってくれました。

油単は前側をこの様に桐箪笥の上側にめくりあげれる事ができます。
普段は全部かけといていただければ、桐箪笥を紫外線や埃から守ってくれます。

ご依頼いただいて本当にありがとうございました。
関西では以前に松山の桐たんすを購入されたお客様がたくさんおられます。

どんなに傷んでいても、真っ黒で汚くなっていても絶対に捨てないでください。
捨てる前に私どもにご相談ください。昔の桐たんすの方が今一般に売られている桐たんすより本当にいい品質の桐たんすなのです。

今年も数例の洗い 修理の事例を掲載させていただきました。ご覧いただきまして誠にありがとうございます。来年も元気を出して、桐たんすの良さをお伝えしたいと思っています。いい職人が少なるなる中、できうる限り続けていきたいと思っています。また来年も宜しくお願い申しあげます。

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