阪南市のY様からご依頼の三つ重ね桐衣装箪笥の洗い修理の桐箪笥をお届け致しました。
阪南市のY様からご依頼の三つ重ね桐衣装箪笥の洗い修理の桐箪笥をお届け致しました。
ご自宅にお見積りに行かせいただいた時はこのような状態で使用されていました。


桐タンスの洗い修理を依頼する業者を探されていたところ、私どものホームページをご覧いただいてお見積り依頼をしていただきました。「ここならきちんと直してくれそう」と思われたそうです。
引き手の傷もこんな感じでよく傷んでいます。

引出しの取手の部分も昔から良く使っていただけた証があって嬉しく思います。

お見積りをさせていただいて、後日引き取りに伺いました。数週間後にお預かりさせていただいて、倉庫で洗い修理前の写真を撮らせていただきました。

よく傷んでいます。でもご用命をいただいたので私どもの技術で丁寧な洗い修理を行います。

傷や打痕も多くて時間がかかりりそうですが、美しくなるでしょう。

台の側面も壊れています。でも桐の箪笥は日本人が考え抜いて作られた最も優れたたんすで、何十年何百年と経った後でも、再生が出来るようにちゃんと考えて作られているのです。

今 現在販売されている桐箪笥の多くは、再生が出来ない桐箪笥です。この意味を良く考えて欲しいですね。ほんまもん 本物の桐たんすは再生出来ると言う事です。
この桐箪笥が3ヶ月後 私どものこだわりの洗い修理でこの様に甦らせる事ができY様にお届けさせていただきました。ご覧ください。この桐タンスが

この様に甦らす事ができました。これが私どもの本物の桐たんすの洗い修理なのです。

これだけ傷んでいた引手の傷も

この様に信じられないように、美しく手直しするのです。

どうですかすごい技術でしょう。私どもの職人の技術は本当に素晴らしいと思っています。
この傷んでいた引出しも

この様に新品と見まごうばかりに、美しく直します。

この様な拡大した写真を見ていただくと

同じ洗い専門の同業者との差を感じていただけるはずです。

洗い替え前の扉の前飾り金具です。昔のいい金具を丁寧に外して、汚れを落として磨きなおして、再メッキを施します。

するとこの様に甦らす事ができます。松と鶴の文様が浮かびあがり甦りました。

戸の中のお盆や扉の裏に付いたカビや汚れも職人が丁寧に手直しします。

この様に美しくなるのです。

この様にかけたりへこんだりして傷んでいた重ねの部分も

これだけ綺麗に手直しします。これが桐たんすにこだわる私どもの洗い替えです。

洗い替え前の拡大した写真と

この様に洗い修理した後の拡大写真をこれだけ載せる事が出来るのが技の証です。

写真は嘘をつきません。(今は加工する技術があるらしいですが)

正直に分かっていただけるように載せています。

引出しもこの通り

あの古い桐箪笥をここまで直せる工房はあまりないと思います。

壊れていた台も、私どもの職人で直してあげれば

新品同様になります。この技術は私どもが創業以来100年余り積み重ねてきた本物の技術なのです。

戸の中も美しく綺麗に直させていただきました。

この様な古く傷んだ桐たんすも絶対に捨ててはなりません。

ちゃんとした桐箪笥の専門の工房に洗い修理を依頼されれば、これほど綺麗に手直しが出来るのです。

古い傷んだ箪笥でもこの様に是非 甦らせてあげてください。なたこの先何十年 何百年使える日本の文化的な箪笥なんです。

今回もY様がたいへん喜んでいただきました。せっかく綺麗になった桐箪笥を長くほこりや紫外線から守るために、桐箪笥のグリーンのゆたんを新しくお作りしてくれました。

桐たんすの新品の納品事例と言っても過言ではないかなと思います。

桐たんすはこの様に洗い修理が出来て再生が出来る事をもっと沢山の方々(特に若い方)に知っていただきたいです。お婆様やお母様のお使いになられてた桐の箪笥で本当にいい物が沢山ございます。

でもそれらが、粗大ごみとして捨てられている現状はなんとも悲しい限りです。
今回もご依頼いただきましたY様本当にありがとうございました。
綺麗になって喜んでいただけて本当によかったです。Y様のようなお客様がいらっしゃってこそ私どもの職人を育てていただき、この技術を伝承する事が出来ます。
ありがとうございます。
hatsuekoyonekagu2016掲載








