堺市のM様からのご注文の初音の大阪泉州桐箪笥 最高級胴厚一寸天地丸衣装箪笥をお届けいたしました。
堺市のM様からのご注文いただきました初音の大阪泉州桐箪笥 最高級胴厚一寸天地丸衣装箪笥を新しいお住まいの姫路のA様にお届けいたしました。

M様は以前から私どもで、桐箪笥をご注文していただけるありがたい顧客様です。
この度 最高級の胴厚一寸天地丸衣装箪笥のご注文をいただき、3ヶ月かけて作らせていただきました。新築のお二階の和室に置いていただけました。

あらかじめ桐箪笥を置いていただく事を前提に設計していただいていました。本当に有難いことです。

桐たんすの下台から運ばさせていただきます。3つ重ねの桐箪笥なので、階段も手すりがあって狭くなっていましたが、なんとか無事に納める事ができました。

こだわりの桐たんすの伝統技法である包み蟻組手がご覧いただけます。
側面の板の中で組み上げていく接合技法です。
泉州の桐箪笥はこの手組みての細かい組み方が特徴です。

中置きを重ねさせていただきました。

そして上置きを重ねさせていただいて、完成です。お盆の中の包装紙を取らせていただきました。

思わず笑顔になる瞬間です。

取手につけてある傷防止の紙を外します。

高級な手彫りの金具がご覧いただけるでしょう。

戸びらを開くと作り出しの丸めたお盆が4杯ございます。

丁寧に丸められた材質の良いお盆がご覧いただけます。

背中の幅の広い国産の光沢ある美しい桐がご覧いただけるでしょうか、これが私どものこだわりの桐たんすの特徴です。

いつもお客様のお家に納品させていただいて、自画自賛するのは、変だと思われるでしょうが、本当に桐たんすが大好きで、私どもの職人の技術の高さをすこしでもホームページをご覧の方に分かっていただきたくて・・・・

引手の金具もこだわっているでしょう。

天の丸みや、几帳面と言う面の取り方も伝統技法なのです。

この桐たんすを制作してくれた、伝統工芸士の朋光のプレートが輝いてます。

初音のシールもご覧いただけますが、それより美しい内部の桐材をご覧ください。

お盆にも朋光の烙印が施されています。

桐箪笥で重要な固定棚の中棚もお盆の真ん中にございます。


今回もいいお写真を撮らせていただけました。M様ありがとうございます。

桐の柾目も本当に美しい桐たんすでしょう。

隙間のない気密性優れた桐たんすです。

との粉仕上げの色や艶も美しいです。

側面には、初音の刻印の棒通し金具を打ってあります。



台輪もこだわったかたちの七宝台のデザインが特徴です。



戸びらの金具も両欠き込みの桐たんすならでわの伝統技法の付け方を頑なに守っています。



初音の桐たんすのこの柾目の美しさと光沢ある仕上げがご覧いただけます。

この色付けもすごく難しい工程なのです。

引出し前板の組手がご覧いただけます。

引出しをひきだしました、是非内部の桐の底板をごらんください。

光沢のある幅の広い美しい木肌がごらんいただけると思います。

手間暇かけて1年半から2年 屋外で乾燥させて雨に何度もあてて灰汁を抜いた桐材でしか出せない美しさです。

この初音の大阪泉州桐箪笥は、1つお作りするのにたいへんな作業がございます。

こだわってこだわってお作りしているのです。それはそのような桐たんすを探されたり求めていただけるお客様に支えられています。

美しいエンジの油単を染めさせていただきました。

お名前も染め抜きさせていただいてます。

より一層美しくご覧いただけますね。

桐たんすを置いていただくには、一番いい環境にしていただいております。

桐たんす専用のお部屋で日あたりなども良く考えていただいてます。

このような綺麗なお部屋に置いていただいて、桐たんすも喜んでいるように感じます。
M様の桐たんすに対する思いが伝わってきて、本当に作らせていただいて有難く思います。

これから大切にお使いしていただけると思うと、嬉しい限りです。
本物のこだわった桐たんすも年々作る事が難しくなってきます。
ご覧いただいているようなこだわった桐たんすをこの後何十年つくれるかわかりませんが、これからもコツコツマイペースでお仕事させていただきます。
M様 この度は本当にありがとうございました。そしてこれからもどうぞよろしくお願い申しあげます。








