ダテがにぎやかになりました。
桐材を仕入れました。

ここ最近は先々の仕事を見据えながら、材料の仕入れを調整してきました。
そのため、工房の干し場(ダテ)もずいぶん寂しくなっていました。

板が並んでいるのが当たり前だった場所に何もない。

仕方のないこととはいえ、
その風景を見るたび少し寂しい気持ちになっていたものです。

今回仕入れたのは、もちろん桐箪笥に使う最高級の桐材です。
私たちは出来上がった板を仕入れているわけではなく。
原木を買い付け、製材し、乾燥させ、あく抜きをし、材料を育てていきます。
ですから、今日仕入れた材料が明日すぐ箪笥になるわけではありません。
これから何年も手を掛けながら、箪笥にふさわしい材料へと仕上げていくのです。
まさに未来の桐たんすづくりが始まったと言えるでしょう。
久しぶりに桐材が並んだダテを見ると、
やっぱりうれしいものです。
ガラガラだった干し場が、きれいに並んだ桐材で埋まっている。

そんな風景を見ていると、工房らしい景色が戻ってきたような気がします。

職人は死ぬまで修行。
まだまだ頑張らなあきません。
この桐材が立派な桐たんすに仕上がる日を楽しみにしながら、
今日も仕事に励んでいます。









