桐箪笥の社長ブログ 桐箪笥にかけてるカバーは、油単「ゆたん」といいます。
桐箪笥はとても高級なお品物です。その桐箪笥を紫外線やほこりや傷から守るために昔から桐箪笥に綿カバーをかけました。そのカバーの事を「ゆたん」と言います。
油単(ゆたん)は平安時代からその名前で呼ばれています。
お嫁入りのお道具として桐箪笥をご購入された時にはゆたんに女性紋を染め抜いて桐箪笥と一緒にお嫁入道具としてご用意させていただきました。
ゆたんを買い替えたいとのご相談をいただきます。ネットでたくさんのゆたんが販売されています。
綿の生地の質や、縫製糸の質、縫製の仕方、染色の材料の質など、ゆたんの出来栄えには本当に大きな差がございます。
ネットの業者は、お客様が実物をご覧になっていないので、本当に安心して注文出来ないとの相談をいただきます。そんな時にこだわりの桐箪笥の製造元なら安心できるのではないかとご相談いただきます。
本当にその通りです、私どものゆたんは綿の質や縫製、染色も昔から続けている老舗の京都にお住まいの個人の職人に直接依頼してお作りさせていただいています。
ですから色んなご注文にも対応ができます。
桐箪笥も色んな品質の桐箪笥がございますが、ゆたんも色んな品質のゆたんがございます。絶対に価格が安いゆたんは注文されない方が賢明です。
私どもからするととんでもない品質のゆたんが販売されています。本当にお気をつけてください。