桐箪笥（きりたんす）はもはや一般的には縁のない収納家具になってしまいました。ネットでたくさん販売されている桐たんすと称される品物は本物の桐箪笥とは全く違うものなのですが、その違いすらも全く分からない時代です。

これでは本物の桐箪笥が日本で残っていくはずがありません。洗い替え修理に関しても同じです。両方とも粗悪な業者様がたくさんあって、どこをどう信じていいのかもわからない時代です。

そんな時代だからこそ、たまたま検索をされた方が、私のblogや納品事例やギャラリーをご覧いただいて、ここなら信用おけるかもと思って、桐箪笥についてのご相談やご質問をしていただけます。個々のお客様に最初から本物の桐箪笥についてご説明するのにはとても沢山の時間とやり取りが必要ですが、本当の桐箪笥のお話を聞いてもらえる事が何より有難いことです。

お客様にご縁をいただいて、新しい桐箪笥のご注文や古い桐箪笥のお修理のご依頼をいただける事は、私にとって一番嬉しい事です。