工房だより

箪笥職人が工房からお届けします

  • こんにちは。
    職人の粟田です。
    11月2日、3日と東京に行ってきました!
    というのも、
    ただ今、東京にて
    第34回伝統的工芸品月間国民会議全国大会 東京大会

    が東京駅周辺施設で開催されています。

    その全国大会参加と会場の設営のためです。

    日本の美の象徴、富士山

    奇麗でした。

    池袋にむかい、式典です。
    東京都知事の挨拶です。

    伝統的工芸品産業振興議員連盟会長
    伊吹文明氏挨拶

    そのあと各産地の功労者などの表彰がありました。

    続いて、日本伝統工芸士会の総会となりました。

    そのあとのディスカッション
    「10年後の伝統工芸士を考える」

    非常に面白くも深い、勉強になるものでした。

    13時30分から17時30分までずっと座りっぱなし
    で疲れました。
    が、夜は日本伝統工芸士会の懇親会です。

    いつもは地方の温泉旅館で開催されることが多いので
    ご当地の和食が多いのですが、今回は洋食でした。

    私のテーブルには多摩織、東京銀器、江戸木目込み人形
    京人形の職人さんと一緒になり楽しくお話を聞かせていただきました。

    次の日

    会場の設営は午後からだったので、午前中は他の会場を見学です。

    江戸の街が再現されていました。

    町屋しつらえの再現

    籠屋さんもいてました。

    午後からやっと桐たんすの搬入です。


    なんやかんやで夕方までかかりました。
    私はこれにて帰阪。

    東京国際フォーラム ホールB7
    工房からは田中美志樹専務と若手の南里君
    がいてますので是非ご来場ください。

    取り急ぎ
    第34回 伝統的工芸品月間国民会議全国大会のご報告でした。

  • こんにちは。
    工房だよりです。

    さて今回は、

    逆光で写りが悪いですが、

    初公開!
    こだわりの桐たんす工房のランチタイム。
    昔事務所だったところにテーブルを置いて
    若手が集うランチルーム。

    職人のランチはさまざま。
    家に帰って食べる職人
    そのまま自分の仕事スペースで食べる職人

    食べるものもさまざま
    愛妻弁当。
    自作弁当。
    コンビニ弁当。

    そこに新星現れました。
    その名もジョイフルランチ!

    それは一枚のFAXが始まり。
    よく事務所に流れてくる営業のFAX。
    企業様向け、日替わり宅配弁当ジョイフルランチ
    初めての方、1週間無料キャンペーン!!
    ような内容だったと思います。

    が、専務の目に止まり、
    「こんなん来たわー!」
    「試してみー!」とのこと。

    まあ、1週間したら「いなん!」
    って言うたらええわてな感じて早速お試し。

    ごはんとおかず別箱です。

    しかもお味噌汁付き。

    ボリュームOK!

    味OK!!

    これで、お値段なんと380円!!!

    即、継続契約いたしました。
    かれこれ半年以上たちます。

    月初めにメニューも届きます。
    いろいろ企画などもあって飽きません。

    毎日、塩分量やカロリーの計算もされてて、
    野菜がキッチリ取れると若い者にも好評。

    まさに、ジョイフルランチ!
    美味しい食事に会話もはずむ!?

    こだわりの桐たんす工房の
    ランチタイムのご紹介でした。

     

     

     

  • こんにちは。
    工房だよりです。

    早いものでもう7月。
    梅雨真っただ中…。

    今日は、梅雨の晴れ間
    不快指数MAX

    桐たんす工房にっとっては湿度が高くなると
    仕事もしづらくなり、いやな時期。

    扇風機がフル回転。

    会社の扇風機だけでは飽き足らず。
    職人一人ひとりが自前で思い思いの
    扇風機をお持ち込み。

    自分に風を送るための扇風機
    外気を取り込む扇風機
    ホコリを外に出すための扇風機
    はたまたホコリをあっちに飛ばす扇風機


    役割はさまざま...。

    いったい何台あるんやろ?
    そして、
    梅雨が明けるとやってくるのが
    夏本番。気温の上昇。

    今年は猛暑の予感?
    工房の温度計は早くも34度をさしています。

    さぁ!今年の夏も頑張って乗り越えましょ!

     

     

  • こんにちは。
    工房だよりです。
    春ですね。

    大阪泉州岸和田、こだわりの桐たんす工房
    今日も桐たんす完成いたしました!


    全長2メートル42センチ。

    1メートル23センチのたんすが2棹並んでいます。
    これが置けるリビングルーム、あこがれてしまいます。
    こだわりのポイントがこれ

    天板の木目を合わせる。

    いつものたんすのように組手のホゾが見えてません。
    そう。隠しアリホゾ組手で組上げられています。

    木地の状態です。

    仕上げる前ですね。


    ピシーっと!いい仕事してますねぇ!(自画自賛)

    天板と胴板の接合部分。
    ぱくっと口を開けると…。


    見えますか?

    もう一回、下からのぞいて、

     

    見えました? ホゾが。
    角度を変えて。

     

     


    隠れているホゾ。
    中から見えてきましたね。

    隠しアリホゾ組。
    伝統の技、機械では出来ません。
    とても手間がかかります。

    今回の工房だよりは
    隠れている部分を見てもらいたくて、
    こだわりの技を逆再生でお送りしました。

     

  • こんにちは。職人の粟田です。
    2月、寒い日が続いていますが、
    日中の日差しには春を感じます。
    大阪泉州、こだわりの桐たんす工房からお伝えします。

    さて、今回はこれ。
     

    桐材に埋もれて出番を待つ赤黒い木。


    紫檀(したん)です。
    紫檀、どんな木か?
    さらりと特徴を、
    唐木と呼ばれ、古くは中国から伝わってきた木材。
    産地はビルマ、ミャンマーあたりから。
    とにかく硬い。重い。
    比重は1,1くらいあります。
    だから水に沈みます。
    やってみました。

    その紫檀、桐たんすにはよく使われてきました。

    豪華です。
    主張してます。

    大阪弁で言うと、
    シュッとしてるというか

    しまりが出ますわな。

    桐たんすにこのように紫檀を施すのは大阪泉州桐箪笥の特徴。
    といってもいいと思っています
    あと、紫檀もいろいろありまして、手違いシタン、ローズウッド
    うちではこだわって最高級の本紫檀を使ってます!

    でも最近は紫檀の出番も減少傾向
    紫檀をあしらった桐たんすは最高級の証。
    紫檀を扱う職人は一流の証…。

    さてさて、久々の紫檀入りのお仕事です。
    こちら衣裳盆のウワバに紫檀を張ったもの。
    まずは荒仕上げ。

    で、出てきたこの道具
    立つ鉋(たつがんな)といいます。
    いつもの鉋とは違います。
    先ほども言ったとおり、紫檀はとても硬い木ですので
    普通の鉋では削れません。



    ですので、このように90度以上の角度に刃を仕込んだ
    鉋が必要なんです。

    鉋屑もこんな感じです。

    スクレイパーのように削り取る感じです。


    次は胴巻といわれる部分
    天板、地板のそれぞれ3方に紫檀を接着します。
    それも一本の紫檀材を曲げ木してというところが
    こだわりです。

    曲げ木するところは写真撮るのを忘れてしまいました。
    伝統の技で曲げ木したものを、伝統の技で接着します。
    そして乾燥したらまた仕上げていきます。



    でまたまた出てきたこの道具

    普通の鉋で削っていると思いきや。
    いやいやこれも紫檀用の鉋
    刃の仕込み角度が違います。


    普通の鉋(奥)より紫檀用の鉋(手前)の刃が
    立っているのがお分かりですね。
    刃を矩(かね)勾配(45℃)に仕込んだ鉋です。


    このように削りたい量で鉋も使い分けています。
    もっと言えば刃物の研ぎ方や
    研ぎのの角度も変えているんです。

    こだわりと言うか、こうしないと収まってくれない
    材料なんですね。



    紫檀を扱うのは非常に手間がかかります。

    うちの工房で使用される木材。
    99,9%桐です
    紫檀が、0.0何%が解かりませんが、
    こんなに出番の少ない材料にもかかわらず
    工房にあっても、商品になっても



    存在感がある紫檀。
    職人泣かせの紫檀、
    手間暇にこたえて奇麗に仕上がってくれる紫檀

    私、好きなんです。


  • こんにちは。

    工房だよりです。

    伝統的工芸品月間国民会議全国大会
    われらが、大阪泉州桐箪笥製造協同組合も
    毎年参加させてもらっています

    何ともかたっ苦しく長い名前ですが、
    日本全国の伝統的工芸品、伝統工芸士が集う
    年に一回の全国大会が福井県で開催されました。

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    会場の鯖江市市民センター
    全国から続々と職人さんが集まります。

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    記念式典の開会です。
    内容は、長年の功績のあった方々の表彰。
    大阪泉州桐箪笥からも宮崎正行さんが
    近畿経済産業局長表彰されました。

    続いて、全国伝統工芸士大会。

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    ここでは、溝川美治さんが
    功労者表彰を受章されました。

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    壇上に上がって、受賞者を代表して
    謝辞を述べられました。

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    おめでとうございます!

    続いて、シンポジュウム
    「若手伝統工芸士が語る未来への思い」

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    午後の2時半から午後5時までずっと聞いていたので
    少々疲れましたが。
    鯖江市を後にして芦原温泉まで移動です。

    2件のホテルに分かれての懇親会です。
    約300名の全国から集まった職人さん達。

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    席順はくじ引きにより決まりますので
    どこの県の何の職人さんが隣に来るかは
    お楽しみ。

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    職人は実はおしゃべり好き、業種を超えての
    歓談です。

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    お酒も入って盛り上がり散会。

    次の日は、越前市、サンドーム福井にて
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    全国の伝統的工芸品の展示を見学。
    体験のブースなどもありました。

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    福井は県指定の伝統工芸品を含め
    木工品が多いので非常に興味深く
    楽しかったです。

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    来年は東京での開催に決定しました。
    初めての首都東京での開催。
    楽しみです。

    また一年頑張りましょう!

     

  • こんにちは!
    職人の粟田です!

    今日は新しい商品のご紹介。
    工房だよりバージョン。

    大阪のデザイナー・乾 陽亮氏との共同開発品
    置き方を変えることで座面の高さが変わる桐の椅子

    桐の子供椅子 CHOCON
    (ちょこん)と言います。

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    こどもいす、ちょこん。
    何とも可愛いいネーミング。

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    目に浮かびますねぇ。
    ちょこんとね、かわいいお尻がおっちんとん。

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    でも、
    かわいい。かわいい。
    だけでは済まないんです。

    ちょん、ちょん、ちょんと完成ですッ!
    そんなんではないんです!

    ん?どういう事?
    作るのが!です!

    これを作ろう!となった時、
    どないして作ったらええねん?
    が第一声。

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    90度と45度の角度しか縁のない。
    我々たんす職人にはこの傾斜がまずもって
    ???

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    しかも、そこはアリ組でしっかり
    接合されなあかんし。

    座面も通しホゾ、胴付き、半ホゾ、胴付き。
    で強度を持たさなあかんし。

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    「子供だまし」では、アカンなぁ...。
    桐たんす職人が本気になりました。

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    当然、必要な道具類もたんすを作るのと同じ。
    胴付き鋸で、ホゾ作り。

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    鎬(しのぎ)ノミでホゾを貫きます。

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    とんとんとん、と玄翁で叩いて。

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    アリ組の組手加工の終了です。

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    続いて組立て、接着剤をつけて、しっかりと
    組み立てられます。

    組みあがったら仕上げ。

    そこにはさらなる難所がありました。

    かんな仕上げです。

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    乾さんのホームページにもこう書かれています。

    「桐の風合いを活かすために、
    仕上げはペーパーで木目を潰さない
    カンナ仕上げとし、
    さらりとした手触りを残しています」

    さらりとした、手触り!
    鉋が切れていないと
    “さらり”とはいきません。

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    老眼の入ってきた目を見開いて、
    逆目も押さえつつ...。

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    でも、鉋仕上げはいいもんです。
    桐の木の艶もいいし。つるっとした手触り。
    かわいい、お子様の手でなでなでしてもらっても
    安心♡

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    強度的にもアリ組とホゾで
    しっかりと作られているので安心。
    一生使ってもらえます!

    そんなこんなで今回は10個完成です。
    まさに大切に育てた娘を嫁に出す気持ち。

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    桐たんす職人が本気になる
    桐の子供椅子 CHOCON  
    のご紹介でした。

    コンセプト、プロの撮った写真などは、
    乾陽亮設計事務所 / YOSUKE INUI Design Office
    でチェック!!

     

     

     

  • こんにちは。

    大阪岸和田、初音の桐たんす 工房だよりです。

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    工房で「高速」と呼んでいる、この機械。

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    桐材を切断する機械。

    刃が高速で回転しているのでそう呼ぶのでしょう。

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    刃は動かず、刃に対して平行にテーブル部分が前後に動きます。

    ということは、桐材を直角に切断できる。はず

    レール上をテーブル部分がまっすぐ動いてくれます。

    ということは、桐材がまっすくに切断できる。はず

    たしか約20年前、私が工場に入った頃、

    「もうこの高速アカンわ。」と、父が言ってたはず

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    とにかく、テーブルが重たい!

    体重をかけて、腰を使て押さんと動きません。

    たまに笑けてしまします。

     

    それでもさすが、初音の桐たんす職人集団。

    直角でないのを加味して、まっすぐでないのを加味して、

    最後は手仕事で調整しつつ、

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    機械にも手を加えつつ、だましだまし。

    機械本体に銘板がありました。

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    静岡市浜松、石津製作所、昭和47年製

    私よりちょっと先輩。と考えると「まだまだ、イケルやないかぇ!」

    でもまぁ、センド、使われてきたのでしょう。

     

    選手交代です!!

    大型機械ですのでユニックを使っての搬入です。

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    機械屋さん、若手の職人総動員。

    餅は餅屋、機械屋さん上手いことやってくれます。

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    それでも朝から始めて、夕方までかかりました。

    総重量300キロ

    価格は480万!!

    新しい機械の銘板によりますと...。

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    こちらも静岡県浜松市、東海製作所

    昭和60年製...。

     価格は、当時の値段です!!

    オーバーホールしてもらってます。

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    ブルーの強化プラスチックの刃口いいですね。

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    テーブル盤、軽いです。

    片手でシューッと動きます!

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    まっすぐ切れます。

    直角の精度、バッチリです。

    音も静かになりました。

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    これまた、いい仕事ができそうです!

    大事に使いましょう!!

     

  • こんにちは。

    工房だよりです。

     P1050814

    暑い日が続きます。工房も明日から夏休みです。

     泉州岸和田では8月に入りますと、

    このような、のぼり旗をよく見かけるようになります。

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    大峰山

    大峰山登山、大峰山上参り...。

    山上参り

    お盆に奈良の霊山、山上ヶ岳大峰山にお参りする。

    山岳信仰いわゆる行者講。

     古くから岸和田でも盛んにおこなわれていました。

    当然我が町にもありました。発音はギョウジャッコだったような。

     

    大峰山行くけ?

     

    の言葉にドキ!っとする泉州男児も多いはず。

    と言うのも大峰山に上ってからの

    西の覗き、と呼ばれる修行???

     西の覗き

    中学生くらいになるとこれをやらされます。

    身体をロープで縛られて崖から顔をのぞかされます。

    時よりズルズルと脅かされ。

     

    『帰ったらしっかり勉強するかー!?』

    『はいー!!』

     

    『お母さんの言うこと聞くかー!?』

    『はいー!』

     

    今でもやってるんでしょうか?

     30年位前、私が子供の頃はすでに信仰と言うよりコミニティー。先代の社長も職人も親戚のおっちゃん、近所のおっちゃんみんなで大峰山の麓の洞川温泉で一泊し早朝から大峰山に登山です。

    懐かしい思い出です。

     さて工房で修行と言えばこれ

    火あぶりです。

    夏はくたくたの作業です

     火で材料の歪みや反りを修正していきます。

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    期待の新人 岩川君。頑張ってくれています。

    まさに修行。

     P1050798

    その岩川君、

    先日、頑張りすぎで熱中症になってしまい

    倒れてしまいました。

     

     

    あぶりをしているあぶり部屋に温度計を置いてみると。

     P1050813

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    47度です。キケンです。

     

    『いわかわ! 倒れんなよー!!』

    『はいー!!』

     

    もうしばらく、工房内ではこのやり取りが

    続きそうです。

  • こんにちは。工房だよりです。

    裏の田んぼ

    工房の裏は田んぼ。
    でもここ3年くらいはお米作りはお休みされています。
    年に何回か農家の方が耕運機で土をひっくり返しには来られます。

    裏の田んぼ

    先日、ふと外に目をやると、何やら見慣れない生物が…。

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    鷺(サギ)でした。

    はたまた先日、ふと外に目をやると、何やら見慣れない生物が、

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    P1050713

    鴨でした。

    サギとカモが裏の田んぼに来たのは初めてです。

    よくよく注意して田んぼを観察するといろんな種類の鳥が
    やってきているもんです。

    スズメ、ハト、ヒヨドリ、ムクドリ、ハクセキレイ…

    鳥と言えばこちら

    アリ組

    P1050756

    蟻組(ありぐみ)
    英語では Dovetail joint. (発音はご想像にお任せします)
    dove(ハト) tail(しっぽ)
    アリ組の形が、
    ハトのシッポの形に似ていることから名付けられたそうです。

    hato

    hato-2

    解からなくはないですね。

    Dovetail joint. という英語は、
    最近、instagramはじめインターネットで海外の木工家さんの
    写真を見ていて知ったんですけど、
    レベルが高い!
    勉強になります。してます。

    逆に海外の木工家達は、日本の職人技に非常に
    興味があるようですね。

    日本の職人、うかうかしてられせん。
    負けてられまへん!

    P1050757

    P1050571

    ちなみに、日本での蟻組の由来は、アリの頭の形
    に似ているとことろから来たそうです。

    ari-1

    解からなくはないですね🐜

     

     

  • こんにちは。

    工房だよりです。

     

    今年4月入社の期待の新人、岩川君。 何やらゴソゴソしております。

    金槌玄翁 (13)

    入社1カ月半、こだわりの金物店(久川金物店)で

    早速、玄翁を購入してきた模様です。

     

    金槌玄翁 (16)

    金槌玄翁 (15)

    以前の工房だよりでもご紹介した通りこだわりの金物店では

    金槌や玄翁はハンドル部つまり柄が別々に販売されて、

    それをこだわりの職人が好みに応じて ”柄をすげる” のです。

    金槌玄翁 (1)

    金槌、玄翁。

    たんすを作っていくうえで欠かせない道具です。
    木釘を打つ、ノミを打つ、はたまた箪笥を組上げていく時など、
    いつでもそばにある道具でしょう。

    打つ、という表現に意味があって、我々、職人の意図している力加減。

    15段盆 (7)

    つまり、トン。なのかトントン!なのか、ドン!!なのか。

    非常に繊細な道具なんです。

    その力加減一つで、ノミの刃の入り方、

    組手の木と木の組まれ方も変わってくる。

     

    それでは、終業後、それぞれの職人さんの金槌と玄翁を盗撮です。

    まずは私、粟田のから

    金槌玄翁 (11)

    市販の物より少し短めにすげてあります。

    最近短くすげなおしました。金槌の方の柄は桜の木です。
    玄翁は父から使っていた物ですから
    60年は使っているかもしれません。

    続いて岩本さん

    金槌玄翁 (2)

    何やら試行錯誤が見て取れますね。

    田中さん

    金槌玄翁 (3)

    玄翁の方が短いですね。

     長老。藤原さん

    金槌玄翁 (5)

    さすが!名人の域ですね。

     どれも市販のものに比べて短いのが特徴です。

    玄翁だけ並べてみました。
    これは面白い。

    金槌玄翁 (6)

    さて、期待の新人岩川君、どんなこだわりを持つようになるのやら。

    これからが楽しみです。

  • こんにちは!

    岸和田の初音の桐たんす工房、職人の粟田です。

    15段盆 (36)

    そう、この中に彼は隠れています。

    見えるところも完成品になると見えずらい。

    桐と丁番に包まれて、そっとたたずむ…。

    初音の家具のまさに縁の下の力持ち。

     

    今日はそんな素朴な彼のご紹介...。

     

    素朴な彼とは?

    朴(ホオ)の木です。

    そう、素の朴と書いて素朴。

     

    初音の桐たんすの扉の丁番は

    「両欠きこみ」なので扉はとてもしっかりと

    兆番の両堀りの取り付け写真

    取り付けられているのですが、

    このように扉の長さが、
    100センチを超えると

    15段盆 (1)

    より堅牢なつくりにするため、
    丁番が付くところにホオの木を埋め込みます。

     

    ここからは、作業のご案内。

    本体側の胴板にかきこみを作り
    そこにホオの木を入れます。

    15段盆 (7)

    15段盆 (8)

    台形になってるところも見てやってください!

    15段盆 (9)

     

    埋め込んだら、桐の面材を張ります。
    長いので、結構大変です(汗

    15段盆 (14)

    15段盆 (17)

    ご覧の通り、色の違いでわかりますね、

     同様に扉の方にも埋め込まれています。

    15段盆 (11)

    15段盆 (10)

    台形になっているところも見てやってください!!

    この トーシン を作るのも手間がかかります。

    また、彼は箪笥の引違い扉の敷居の下にも潜むこともあります。

    P1050671

     

    そんな彼、
    北海道のご出身、初音の桐たんす造りを支えてくれています。

    桐よりも硬くて、すごく粘りがあるのが特徴。

    その粘りで、
    大きな扉の重みや年月による歪みを受け止めてくれているのです。

     今日は、そんな素朴な彼のご紹介でした。

    是非、ショールーム、工房に見に来てやってくださいませ。

標準 特大