洗い替え修理で昔の桐箪笥の背板は桐材ではない木で作られていたりする桐箪笥がございます。薄くて、割れていたり隙間が数多くできていたりする場合は背板全部を取り外して、新しい桐材に交換します。

どおしても波うったりしている古い木は折角入れ木しても別の箇所が割れたりします。気密性を重視する桐箪笥は洗い替え修理の際にこのように古い板を外していい無垢の桐材に交換いたします。

こうする事で気密性が守られ各段と品質のいい桐箪笥になります。背板を桐に交換するには費用がかかりますが、このような洗い替え修理を出来る工房は少ないと思います。

かなり傷んでいる桐箪笥でも修理費用がかかりますが、私どもでなおせない桐箪笥はございません。この事も是非知っていただければと願います。