お客様にとって価値のある品物をお届けしたい！と思っていままでこの仕事を続けてきましたが、
時代が大きく変わり、今では価値ある品物はどんどん少なくなり、こだわりのある専門店でしか見ることが出来なくなりました。

多くの方にご覧いただける機会も減り、知ってもらう事すら難しくなりました。
大型家具の台頭で、海外製の大量生産、大量廃棄、があたり前になり価値ある品物を求めるお客様がいなくなっています。

昔からよく言われた、「家具は一生ものだからいいものを買わないといけないよ」と言われた言葉自体も今では死語になってしまいました。

でも　私どもは価値ある桐箪笥をまだお作りしています。どこも作れない価値ある桐箪笥です。これは何百年も残る桐箪笥ですが、日本の皆様にはもう感心のないものになってきています。

とても残念です。桐箪笥の存在自体も知らないこどもたちが増えています。

そんな品物がまだ日本にあることを、是非知って欲しいと願っています。