遠方の同業者さんからも　私のホームページや
インスタグラムをご覧になられて、

今でもよく
THE　KIRITANSU　と呼ばれる桐たんすをお作りして、お届けしていますねと、とても不思議がられます。

このような桐たんすは、めったに売れないそうです。

売れないから桐の小物や桐を生かしたオリジナル商品を作っています。

私どもも、いつも苦しんでいます。

それでも私はそれは少し違うと思います。

とても頭がかたいようですが、
やはり桐たんす屋は桐たんすを一番作らなければいけない仕事だと思っています。

なんとか品質のいい真面目な桐たんすをつくりつづけたいのです。

その為に職人一同努力と苦労を重ねて今まで続けています。

本物の桐たんすを適正な価格で、・・・・・
本当の桐の良さを丁寧にお客様に分かっていただければ必ず桐箪笥の価値に気づいてくれます。

売れないではなくて、本当に価値のあるものをお客様に説明ができないからでしょうね。

本物の桐の説明をすれば若い方でもその価値に気づいてくれますが、あらためて見る機会がないので・・・・・それが　問題です。

どんなに立派な洋家具も、本物の桐たんすに優るものはございません。

でも今売られている桐たんすの８０パーセント以上の品物が本物の桐たんすではありません。

だから消費者の方々が
桐の本来の良さ（特徴や機能性）を知りませんなんとかしないと、・・・・・・・

この業界がそうしてきたのです！

その悲しい現実をどうすればいいのでしょう。