こだわりの桐箪笥の社長ブログ 暑い日々が続きますね。こんな時でも桐の凄さを感じます。
しかし、全国的に猛暑と言うより、酷暑と申しますか、私どもの
大阪の泉州地方も毎日35度を超える天気が続いています。
工房の職人も汗だくで桐と向き合っています。
その桐には凄い特性があります。
この酷暑の天気で屋外で自然乾燥させている24ミリ以上の桐の無垢板は直射日光が当たって熱くなった面と
逆の反対側の直射日光の当たらない面とでは、熱さ(温度)が違います。
日陰の面はそれほど熱くならないのです。
これも桐だけが持つ特性で木材の中で一番熱伝導率が低いのが桐なのです。
本物の桐は片面が熱くなっも、逆の片面は熱くなりません、金属とは真逆の性質をもっています。
ですから暑い気候や寒い気候でも熱伝導率が最も低い桐材は大切な衣類や書類、品物を守ってくれるという事を昔の日本人が知っていて使用したのです。
最近は私どもの桐の国産米びつ(貴重品箱)も良く売れます。
お米が涼しく保管出来て、味が落ちにくいからです。
昔から貴重な品や大切に保存したいものは、必ず桐箱や桐箪笥に納められているはずです。
しかし現在では中国桐や張り合わせの桐ではそのような効果がない
桐箪笥や桐箱が多く販売されていて、
桐本来の特性が全く生かされないのが現実です。
その違いを是非私どものショールームにお越しいただいて知って欲しいですね。