納品事例 Works

桐箪笥の洗いの納品事例 大阪府のK様からご依頼の小袖引出し箪笥をお届けさせていただきました。

今年のもう12月ですね、今年も古い桐箪笥を何棹か洗い修理させていただきました。それぞれ本当に記憶に残っています。12月最初の洗い替えの納品事例は、こちらです是非ご覧ください。

大阪府のK様からご依頼のあった洗い替えの小袖の引出し箪笥をご自宅に取りに伺い工房にいれました。これがその桐箪笥です。

一度粗悪な桐箪笥の洗い替え業者で洗いをしてもらっています。
このような白い粉をふいたような仕上げです。その桐箪笥を再び私どもの独自の技術で丁寧に手直しをさせていただいて、お孫さんもマンションのお部屋にお届けいたしました。

この出来栄えの違いをご覧いただければ嬉しいです。
この様に甦らす事ができます。

以前の適当な洗い替えで桐箪笥が可哀想な状態でした。

その桐箪笥を生地から手直ししてこの様に甦らすのが私どもの職人です。

新品同様とは言いませんが、ほぼ新品の納品事例に紹介してもだれも気付かないと思います。

以前の仕上げは天板もこの様にくすんでいて、その洗い業者の技術が良くわかります。悲しい事です。

一度洗われた桐箪笥をこの様に再び甦らすには苦労致します。

金具も再び再度メッキ直しをしました。

その当時のままの金具を出来るだけ使ってあげるのも私どもの桐箪笥に対する礼儀です、簡単な安い金具に交換するほうがたやすい作業になります。

側面の傷も手直しぜずにとの粉を塗っているので、この様にしみとかただらけになります。また金具も引きて金具がシルバーなのに側面の棒通し金具がなぜこのような黒色の安物の金具を付け替えているのか?・・・・・

悲しい仕事をしています。家具店からの下請けで洗いの費用を抑えられたのでしょうね。

私どもの洗い修理は生地から手直しできるのでこれほど美しく仕上げる事ができますし、仕上げをする職人の技術レベルの違いを是非感じてください。

K様はこの状態ではお孫さんに使ってもらうのはあまりにも可哀想なので、私どもをネットでお調べしていただいて、ご依頼してくれました。

 

他の業者さんの方が価格が10万ほど安かったのですが、また同じような事になるのが嫌でちゃんと勉強をされて私どもを選んでくれました。

私どもは新しいこだわりの日本の桐箪笥を今でもお作りしている工房で、桐箪笥の洗い修理だけを専門にしていませんから、職人の桐箪笥の対する思いが違います。

「古ならこれぐらいでいい」とか思う職人と、「古い桐箪笥に愛情を持って出来た当時のような桐箪笥の戻してあげよう」との違いが品質の差になるのです。

引出しが欠けている部分も全く分からないように手直しできるのが、田中家具製作所の洗い修理です。

一度洗い修理されていて、前板が薄く削られているので、前板を張り替えてあげなくてはなりません。

その技術や手直しに時間がかかる為に費用が少し高くなるだけです。
桐の洗い替え修理は皆様が思うほど工房的には利益がありません、
ただこれだけの歴史や思い出を継いできた桐箪笥をなんとかちゃんと次世代まで残してあげたいと言う想いだけです。

こうすることで、再びお孫さんがお婆様の桐箪笥を大切にこれからも引き継いで使っていただけます。

これが出来るのが唯一桐箪笥だけです。これが桐箪笥を娘さんに持たせたい理由です。

また再び甦らせるのが、桐箪笥です、日本の工芸品の文化なんです。

傷も割れもなんでも治せます。その桐たんすの意義に若い方も気付いて欲しいですね、でないともう本物の桐箪笥は日本で作れなくなります。

比較写真をご覧ください、この様に拡大写真で詳細にご覧いただけるのも私どものホームページしかないと思います。

この度もご依頼をしていただけて本当にありがとうございました。
また1棹、傷んでいた桐箪笥を元通りに甦らしてお使いいただけるお仕事をさせていただきました。

これからお孫さんが大切に使わせていただきますとおっしゃっていただきました。
この気持ちに応える工房であり続けたいと願っていますが、これから先 いい職人も本当に少なくなりますし前途は多難ですが、やれるだけやり続けます。

K様ご依頼ありがとうございました。きちんと手直し出来て喜んでいただいて本当によかったです、これからもどうぞよろしくお願い申しあげます。

桐箪笥を本当にきちんと洗い修理をして欲しいお客様は是非私ども072-443-8835(代表)にお電話ください。メールやラインでのご連絡ももちろん可能です。古い桐箪笥を捨てないで是非 桐箪笥のプロにご相談してくださいね。

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