職人ブログ

箪笥職人が工房からお届けします

“こだわり”のご紹介

2013年4月10日 | 工房だより | コメント:0

こんにちは。

桜も終わりすっかり、春らんまん。と言った感じですが、
ここ岸和田の工房も少し体を動かすと、汗ばむくらいになってきました。

さて、今回は、たんすの構造についての

“こだわり”ご紹介したいと思います。

初音の家具では、職人ひとり一人が、一つのたんすを責任を持って手作りで組上げて行きます。
道具鑿

鑿(のみ)、鉋(かんな)、鋸(のこぎり)、などなど、
ごらんの様な手道具を使って、板と板とを組立てるための“ほぞ”を作っていきます。

アリ組み

ご覧ください!!

大阪泉州、初音の桐たんすのこだわりの一つ、あり組みです。
機械には出来ない僅かな傾斜を付けることで、組み上げる時に叩き込むほどに、
しっかりと食いつく、伝統的な組継ぎ技法で、
天板と胴板の接合など、たんす本体の重要な部分を組立てる場合使用します。

さらに、こだわりはあり組みだけではありません。
胴付き組み

胴付き(どうつき)、です。
写真は背板(裏板)をつける前にたんすの裏側から取った写真です。
胴板にみぞを掘って、そこにタナ板がはまるようになります。
胴付き-1胴付き-2
この“胴付き”は組上がってしまうと見えません。
しかも、掘ったみぞにスポッとはまるのではなく、あり組みと同じように
ギュギュとはまるように一枚一枚、職人が加減を見ながら加工していきます。

昔ながらの手作業で職人が、組立てるための“ほぞ”を加工して
いるのは、全国的に見ても珍しいと思います。

こうして、一枚一枚手間隙をかけて加工してやっと組立てに掛かります。
たんす本体一本分の部材がこちら。
まるでプラモデル。
組立前
アリ組み-1
もう、この写真に説明は要りませんね。

大阪泉州、初音の桐たんすは、職人がこだわりぬいて作った桐たんすなのです!

ほかにも、こだわりを語りだすときりが無いのですが、また、このページで
お伝えしていきたいと思います。
昔ながらのこだわりの手仕事を不器用にも守り続ける職人の“思い”
感じていただけたら幸いです。

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