桐の木はシロアリにも強いんです。
こんにちは。工房だよりです。
先日、「ダテ」の立替を行いました。
いきなり「ダテ」と言っても分からないと思いますので
こちらをご覧ください。
(桐の木を取るとこんな感じです)
ご覧のとおり、桐の原木を乾燥させるため立てかけておく骨組みのことです。
ヒノキの柱で、立ててありまして、
屋外でしかも雨ざらしですから、当然10年~15年もすると朽ちてきます。
朽ちる一番の原因はなんと言っても「シロアリ」です。
そこで、発見?したんですが、桐はシロアリにも食べられない!
ということなんです。
写真をご覧ください。
シロアリに食われた柱に接着していた桐の板。
白く変色している部分がそうです。
ヒノキの柱は、カスカスに食べられていましたが、
桐の木は食べられていません!
ほとんどのダテの柱がシロアリにやられてるのを見てますが、
シロアリに食われて使い物にならなくなったと言う経験は一度もありません。
今までなんとも思わず見過ごしていましたが、
よく考えたらすごいですよね。
「桐の木はシロアリの食害を受けない」
と言ってもいいと思います。
「桐は、虫を寄せ付けない」とはよく言いますが、
「桐は、シロアリにも強い」と言う桐の隠れた特性のお話でした。
新しい「ダテ」の写真です。良質な桐材近日入荷予定です!