職人ブログ

箪笥職人が工房からお届けします

桐たんす作り、雨の日の作業

2012年10月26日 | 工房だより | コメント:0

こんにちわ。

すっかり秋らしくなり、すっきりとした秋晴れは気持ちのいいものです。
が!
今日は、きれいな桐たんすを作るためには、
雨が絶対に必要というお話をしたいと思います。

なぜ必要かと言うと、桐のアクを抜くためには水が欠かせないからです!
桐の木のアクは、ほとんどタンニンなどの水溶性のものなので、
十分な雨や水で洗い流す必要があるのです。

アク抜きが不十分であると、いちじるしく変色してくることがあります!

ちょうど先日雨が降ったときの写真です。
こんな感じです。
だての桐材に水を掛ける作業

ごらんの様にホースでジャーッと、
一枚一枚たっぷりと、水をかけていきます。
すると・・・。
流れ出る桐のアク
どーっと、茶色いみずが出てきます。
流れ出る桐のアクの泡流れ出る桐のアクの泡②
なんと!泡も出てきます。お料理のアクと同じですね。
桐の木のあの白い木肌は、この作業があってこそなんです。
桐の透き通るような光沢と艶 

このように一年から二年もの間、乾燥とアク抜きを繰り返して、
やっと桐たんすの材料として使用できるようになるのです。

合わせてこだわりのページもご覧ください!→こちら



注、この作業は、いちじるしく変色をするのを防ぐためです。経年変化である程度の変色はあります。桐のアクを完全に取り除くことはできません、大事な防虫成分でもありますし。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

標準 特大