職人ブログ

箪笥職人が工房からお届けします

桐の子供椅子 CHOCON 

2016年11月5日 | 工房だより | コメント:0

こんにちは!
職人の粟田です!

今日は新しい商品のご紹介。
工房だよりバージョン。

大阪のデザイナー・乾 陽亮氏との共同開発品
置き方を変えることで座面の高さが変わる桐の椅子

桐の子供椅子 CHOCON
(ちょこん)と言います。

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こどもいす、ちょこん。
何とも可愛いいネーミング。

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目に浮かびますねぇ。
ちょこんとね、かわいいお尻がおっちんとん。

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でも、
かわいい。かわいい。
だけでは済まないんです。

ちょん、ちょん、ちょんと完成ですッ!
そんなんではないんです!

ん?どういう事?
作るのが!です!

これを作ろう!となった時、
どないして作ったらええねん?
が第一声。

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90度と45度の角度しか縁のない。
我々たんす職人にはこの傾斜がまずもって
???

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しかも、そこはアリ組でしっかり
接合されなあかんし。

座面も通しホゾ、胴付き、半ホゾ、胴付き。
で強度を持たさなあかんし。

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「子供だまし」では、アカンなぁ...。
桐たんす職人が本気になりました。

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当然、必要な道具類もたんすを作るのと同じ。
胴付き鋸で、ホゾ作り。

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鎬(しのぎ)ノミでホゾを貫きます。

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とんとんとん、と玄翁で叩いて。

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アリ組の組手加工の終了です。

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続いて組立て、接着剤をつけて、しっかりと
組み立てられます。

組みあがったら仕上げ。

そこにはさらなる難所がありました。

かんな仕上げです。

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乾さんのホームページにもこう書かれています。

「桐の風合いを活かすために、
仕上げはペーパーで木目を潰さない
カンナ仕上げとし、
さらりとした手触りを残しています」

さらりとした、手触り!
鉋が切れていないと
“さらり”とはいきません。

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老眼の入ってきた目を見開いて、
逆目も押さえつつ...。

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でも、鉋仕上げはいいもんです。
桐の木の艶もいいし。つるっとした手触り。
かわいい、お子様の手でなでなでしてもらっても
安心♡

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強度的にもアリ組とホゾで
しっかりと作られているので安心。
一生使ってもらえます!

そんなこんなで今回は10個完成です。
まさに大切に育てた娘を嫁に出す気持ち。

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桐たんす職人が本気になる
桐の子供椅子 CHOCON  
のご紹介でした。

コンセプト、プロの撮った写真などは、
乾陽亮設計事務所 / YOSUKE INUI Design Office
でチェック!!

 

 

 

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