職人ブログ

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桐の木は重たい?

2012年6月5日 | 工房だより | コメント:0

こんにちは、職人のあわたです。

先日、買い付けに行った、桐の原木の製材が終了し、
きのう、工房に運ばれてきました。
製材したてで、運ばれて来た良質桐

厚みの違う、良質な桐材

写真のように、トラックで運ばれてきた木を
ダテと呼ばれる干し場に桐の木を1枚づつ立てかけていきます。
いい桐たんす作りの、一番初めの工程といってもいいでしょう。

これから、1年から2年間乾燥させながらこれからの梅雨の雨などを利用して、
アクを洗い流していくわけです。

その様子が下の写真ですね。

ところで、「桐の木は軽い」というのが常識ですが、この日ばかりは、重いんです

なぜ重いのか?
簡単に言えば桐の木は、「スポンジ」に似ています。

当然、原木のときはたっぷりと水分を吸っている状態なので重いのです。
その分、乾燥すれば スポンジのように かるーく なるわけです。

このような、『空気の層が多い』 この特徴こそが、「軽い」「狂いが少ない」「断熱性に優れる」
と言うような桐の木の大きな特性を生んでいるわけです。

だてに立てかける作業

だてに立てかけられた、新しい良質な桐材

 

 

重いばかりではありません、挽き粉と呼ばれる、製材のときに出る、

桐の粉がしんしんとふってきます。
これが自分の汗と一緒になると、かゆくもなり、
あまり気持ちのいいものではありません
「帽子にタオル」が私のいつものスタイルです。
桐たんす作りの第一番目の工程は、重くてかゆい?結構過酷な作業なのです。

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