こだわりの桐箪笥の社長ブログ しかし粗悪業者の桐タンスの洗い替えの後始末は大変な作業です。
お客様から依頼された粗悪業者の桐タンスの洗い替えの後始末は大変な作業です。
一度昔に粗悪な桐箪笥の洗い替え業者に出された桐箪笥の再び再生を承りましたが、
この様にこの桐箪笥が出来たときは、背中の板も木釘で止められていました。
これが前の業者のへたくそな入れ木を外すのも手間がかかります。背板もこれだけボロボロです。
腹が立つのが、以前洗いをした業者は、金釘で止めています。これが面倒で・・・・
本来は、右の木釘で止めるのが当たり前です。でも粗悪業者は、左の金釘を使っています。
何か所もこのように金釘を使用しているので、背板に鉋(かんな)をかけれません。
カンナの刃が欠けてしまいます。情けない仕事をしてくれています。
今回は、あまりにもひどいため、背板を外すように指示いたしました。
背板を外したらこの様に金釘が残ります。
それをペンチで抜きます。
この部分は全部桐に交換せざる得ません。私どものようなこだわりの桐タンスの洗い修理をする工房はこのような金釘なんて絶対に使用しません。
おなじ同業者と呼ばれるのが心外ですわ。
今も平気でこの様な仕事をする者もいると聞いています。お金だけで「きちんと治してあげようと思う気持ちがないのです。」そのような方は、桐たんすの洗い修理の仕事をしないで欲しいですね!
そのような業者といつも値段の競争させられます。もうほんとうに勘弁してください。
仕事の内容も分からずに安価なところに依頼されるお客様がいるかぎり、このような業者は無くならないのです。