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こだわりの桐箪笥の社長ブログ 素晴らしい紫檀材無垢の和箪笥!

2016年6月26日 | 社長ブログ | コメント:0

先日 泉大津のお得意様からの依頼で、自宅の箪笥の引き戸がおもくて、見て欲しいとご依頼がございました。すぐにお伺いさせていただいたところ

素晴らしい紫檀材の無垢板でお作りになられた工芸品の箪笥がございました。
お嫁入りの際にお持ちになられた箪笥です。桐の箪笥ではありませんでしたが、その重厚さと仕事の良さに感銘をうけました。

最高の紫檀無垢材の和箪笥です。今ではもうお作り出来ません。これほどの紫檀の材料が揃いません。物凄い箪笥を拝見させていただきました。

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この紫檀の箪笥の上の引き戸の左から2番目の引き戸が固くで全く動かない状態になっていました。

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他の引き戸は、左右に動きますが、この下の引き戸は、このままの状態で全く動きません。取り外すのも一苦労で、もう一人の職人に天井の紫檀材を上に上げてもらって、やっとの事で上に持ち上げて外す事ができました。

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この様に無垢材の引き戸は長年使用した場合に固くなる事があるのです。桐箪笥もおなじで、板が生きているので、すこし曲がったりして動かなくなる場合がございます。

調節は思っているほど簡単ではなく、やはり専門の私どもの職人でしかなかなか調節するのは難しいです。

この引き戸には、丸に剣片喰の家紋が彫られています。

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また松竹梅のおめでたい絵も彫られています。下の写真は、竹が丁寧に紫檀の特別な彫り方の(石目彫り)で彫られています。最近ではこの様に彫ることの出来る職人さんがどんどんなくなってしまいました。貴重な彫です。この当時の技術が見れて本当に嬉しいです。

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表側はこの様に彫られていますが、真ん中の紫檀の杢目に注目して下さい。表の杢目を覚えておいてください。

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引戸の裏です。紫檀の杢目が同じ杢目なのがお分かりになられますか!これが紫檀材の一枚板といわれ、無垢板とも言われる貴重な板です。最高級な座敷机や和棚に使われているのと同じ細工で作られています。

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フシや傷のない綺麗な紫檀材は最近では、輸入されていないのが現実です。(紫檀は唐木ともいい日本では取れない材木です。おおむね東南アジアの暑い気候でしか育たないマメ科の材木で今では希少価値のある木です。)

私どもの職人のA君に私が指示をして、戸の厚みと高さを調節させていただきました。
堅い素材なので、調節自体もやりにくいのですが、さすが見事にしてくれました。

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あまり削りすぎないようにするのが、プロの仕事です。そうしてお客様にお届けして、現場で取り付けをしました。すごくいい感じで調節ができて、スムーズに動かせれるように修理ができました。

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お客様もすごく喜んでいただきました、このような仕事は私どもでしか受けれない仕事です。

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しかし 素晴らしい紫檀の無垢の箪笥です。この当時の紫檀の職人の技術や技で丹精込めて作られた箪笥でした。たくさんの箪笥を見せていただける機会が今までもございましたが、この箪笥もすごく勉強になる記憶に残る箪笥ですね。

日本の職人の素晴らしさを感じました。是非 何百年と大切に保存していただきたい箪笥でした。当時の価格でも1棹が詳しくはいえませんが、高級車1台が十分購入出来る価格がする紫檀無垢材の箪笥です。

本当にいい箪笥の修理をさせていただいてありがとうございました。

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